プロリーグ シーズン11 ウィーク1 感想

おはこんばんにちは!ファミ通AppVSにて記事を書かせてもらっている直人です。最近はBUMP OF CHICKENとTHE PINBALLSをよく聴いています。

 

シージ民の方々が世界大会を楽しむための助け舟になればいいなと思い、これからウィーク毎に個人的に面白いなと思った試合の、簡単な解説や感想を綴っていきたいと思います。

ぶっちゃけ解説は読まなくてもいいので、最後らへんの感想とオススメの試合の内容はチェックしてもらえたら嬉しいです。忙しい時は遠慮なく休みます。

 

そして今回ピックアップするのはTSM vs REC、ヴィラの試合です。ネタバレになるため、回避したい方はとりあえず試合を見てからでお願いします!

 

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メンバー変更が行われたこともあってか、REC不調か?今シーズン大丈夫か?みたいな不安の声もちょくちょく見かけましたが、今回はRECの動きが悪かったとかそういった心配はさほどする必要はないかと思われます。

 

今回の勝因は偏にTSMの戦略がヤバすぎた、これだけです。

 

まずはTSMのマエストロBAN、これが攻撃時の戦略を通す要となっていました。

 

大会におけるヴィラ攻撃では、ボム中への既存のエントリールートが限られているため、同時に複数方向から現地へクロスを敷いていき、現地のプレイヤーを殲滅あるいはある程度殲滅の後プラント、といった動きが今までのPLでよくみる動きでした。

 

しかしTSMは、こういった既存の戦略とは異なった、”プラントによって相手を動かす”プランを用意していました。

 

エストロバンにより、スモークの目くらましが起こると相手の位置を的確に割り出すことが難しくなり、またプラントポジションを柔軟に変更することができたため、C4やガスグレネードのプラント止めをかいくぐることができました。

昨今のPLではマエストロの存在やプレイヤー間での知識の向上により、投擲物やモク抜きで簡単にプラントを止められるため、現地のプレイヤーをある程度移動やキルをしなければプラントは厳しいかなと思っていたのですが、バンを駆使すればこんな攻め方もできるんだーと思わせられました。脱帽の一言です。

 

防衛でのサッチャーBANもしっかりと機能していました。

 

まず守り方自体が特殊で、ウォークインクローゼットを守るという稀に見るかなーくらいの守り方を展開していました。ここでサッチャーBANがどうはたらくのかというと、ADSを壊せないことによってガジェットが通らない点です。これによって普段はイージーに占領できるポイントを無理やり防衛することも可能となってくるわけです。

 

カフェ洗面や領事館の非常階でもよくありますが、こういった特定のポジを守る際にガジェットを通せない状況を作られると攻撃側はかなり厳しくなります。防衛のプレイヤーが要警戒している場所から撃ち合うしかないわけですから。

余談ですけど次のシーズンワマイが追加されたらこういう守りの幅広がって楽しそうですね、大きくメタも変わる予感がします。

 

あんましガッツリ書くつもりはなかったんですけど、気づいたら1250文字超えてました。シージを題材にした卒論なら2日でかける気がします。

 

今までもマエストロ とかサッチャーBANはいっぱいあったんですけど、ここまでBANを最大限利用した作戦を用意してある試合は少ないんじゃないでしょうか。見てる間ずっとうおーすげーってなってました。

GIGとAeroみたいな読み合いが頻繁に起こる情報戦もイイですが、こういった戦略でねじ伏せる試合も見てて面白いです。こういうのはシージならではの面白さですね。

 

前述したような守り方だったり、図書守りも披露したりと今シーズンTSMはかなり仕上げてきてると思います。そして新しいストラテジーを見せてくれるチームがいるとシージマニアは俄然応援したくなります。頑張れTSMもっと魅了してくれTSM!

 

って感じで終わります。まとめると

・TSMの戦略性が想像をはるかに超えて高かった、TSM最強

・ RECは別に調子悪くないよ

・THE PINBALLSのfall of the magic kingdomって曲かっこいいよね

の三点です。 もともと戦略面でハイレベルなNAですが、その中でもとりわけ素晴らしい試合内容だったのではないでしょうか。

 

ウィーク毎に、NAだけでなくEUやLATAM、APACの中から毎週一つを選んで色々書いていく予定ですので、今後とも読んでいただけたら幸いです。あとこの記事読んでプロリーグオタクが増えたらもっと幸いです。広がれシージPLマニアの輪!!!